Interview

01現在、どのような体制で肛門科の手術を行われていますか？

院長である私が中心となって外来・手術を行っていますが、それに加えて週2回、女性ドクター(※野田裕子先生)に来てもらっていて、一緒に外来・手術を担当してもらっています。
野田先生は大阪中央病院という関西の肛門科のトップに位置する病院で長年勤務されていて、肛門疾患に関してはプロフェッショナルと言えます。
女性の肛門科医は数少ないため、「男性医師に相談するのに抵抗がある」という方でも安心して受診していただけますし、さらに日本大腸肛門病学会(Iib:肛門科)専門医の資格を持っているので、専門性の高い診断・治療が受けられます。

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02浜中医院ではどんな痔の手術が
受けられますか？

クリニックレベルだと通常、日帰り手術となると“ジオン注(痔核硬化療法)”だけというところが多いのですが、当院ではそれ以外にも様々な手術を行っていて、根治手術も含めてほぼすべての手術を日帰りで行うことが可能です。
あな痔(痔ろう)の手術につきましても、単純痔ろうだけなく、複雑痔ろうや坐骨直腸窩痔瘻(Ⅲ型痔瘻)などもすべて日帰りで受けられます。
また切れ痔(裂肛)の手術も慢性裂肛の手術、それが進行して肛門狭窄症になった場合の手術、そうしたものにすべて日帰りで対応しています。

さらに野田先生がいることで、直腸脱(※直腸が肛門の外に突き出て来る病気)にも対応可能で、通常これは入院が必要になるのですが、日帰りで手術を行った実績があります。

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03どうしてほとんどの手術を
日帰りで行うことができるのでしょうか？

企業秘密なので、ここで詳しくご説明することはできませんが(笑)、1つの理由として特殊な麻酔を使用していることが挙げられます。
通常、腰椎麻酔をかけると足が麻痺して歩けなくなりますが、当院では麻酔の種類と量、そして麻酔針を工夫して、お尻のまわりにだけきっちり麻酔を効かせるようにしているので、ほとんどの手術が日帰りで受けられるのです。

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04痔の手術で大切に考えていることは？

クリニックの多くが日帰り手術としてジオン注を行うのは、リスクが少ないからです。
ですが、ジオン注には“再発しやすい”というデメリットがありますので、そうなると再発した時に次の手がなくなります。
ですが、当院でならジオン注以外の様々な手術方法に対応していて、当院だけで治療を完結させることが可能です。
数あるクリニックの中から、せっかく当院を選んでお越しになられたわけですから、患者様にとって便利で、そして満足してもらえる手術を行いたいと思っています。

とは言っても、もちろん無理なケースもあります。
心臓や肺の機能がすごく悪い方や、最近増えていますが、抗血小板剤などの血が止まりにくくなるお薬を飲んでいる方、こうした方は手術のリスクが高いため入院が必要になりますので、適切な基幹病院・専門機関をご紹介いたします。

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05浜中医院の痔の手術の特徴は？

まずは今もお話しした通り、ジオン注だけでなく、根治手術も含めてほとんどの手術が日帰りで受けられることです。
お仕事などが忙しくて、「入院はちょっと…」という方にとっては日帰りの方が手術のハードルは低いと思います。

またクリニックでは通常行わない痔ろうの手術、切れ痔の手術、ジオン注では対応できないいぼ痔の手術にほぼ対応可能で、実際手術を行って「当院では難しい」となって他院へ紹介するケースはほとんどありません。

あとは、医師2名体制で外来・手術を行っているので、相談したり、お互いにフォローし合ったり、意見を確認したりできることは特徴・強みと言えます。
こうした診療体制は当院の痔の手術の底上げに繋がっています。

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06痔の再発予防のために大切なことは？

痔の再発予防のためには、適切な排便コントロールが一番です。
「便秘がひどい」「下痢がひどい」という場合には、手術前からきちんとコントロールすることが大事です。
当院では便秘外来も行っていますので、手術前から当院で排便コントロールをお任せいただければ、術後の経過も良好となるはずです。（便秘診療外来は院長が行っています。）

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07現在、痔でお悩みの方へ
メッセージをお願いします

当院では術前の診断を大切にして、その方にとって最善の治療方針を策定したうえで、つらいお尻の症状を改善させる各種手術を行わせていただきます。
痔の日帰り手術としてジオン注(痔核硬化療法)がよく知られていますが、それ以外に根治的な手術、また切れ痔や痔ろうの手術もほぼ日帰りで受けていただくことが可能です。

お越しいただいた患者様に満足してもらえるように、できる限り自院で治療を完結させて、つらい症状で悩まされることのない快適な毎日をお届けいたします。
経験豊富な女性ドクターも在籍していますので、肛門科の受診に抵抗がある女性の方も安心してご相談ください。