手術へのこだわり

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Commitment院長に聞く痔の手術へのこだわり

患者様の年齢や生活スタイルに
応じて治療方法を
ご提案
個々の病態に応じて
最善の方法を検討

各種痔に対してどのような手術を行われていますか?

まずいぼ痔(痔核)の手術についてですが、いぼ痔は“内痔核”と“外痔核”に分けられます。
内痔核の場合では、診察により進行度を見極めて正確に診断し、患者様の年齢や生活スタイルに応じて治療方法をご提案します。
例えば、若い世代で肉体労働をされていたり、スポーツや筋トレなどの激しい運動をされていたりする場合、ジオン注という選択肢もありますが、お仕事や運動によりお腹やお尻に力が加わって再発の原因となることがあるので、そうしたリスクを全部ご説明したうえで、「ジオン注にしますか?どうしますか?」とお聞きするようにしています。
ジオン注の1年後の再発率は5~7%と言われていますが、根治手術の再発率は1%未満とされています。
そうしたこともお伝えして、患者様と一緒にどの方法がいいか決めていきます。

ジオン注と根治手術、それぞれのメリットは?

ジオン注では、手術翌日以降の痛みがほとんどないことがメリットとして挙げられます。
ただし、再発しやすいというデメリットもあります。
根治手術のメリットはもちろん、いぼ痔を根治させられるというものですが、無痛というわけにはいきません。
ただし、今ではいぼ痔の根治手術の方法も色々あって、例えば分離結紮(振り分け結紮)という方法があります。
これは内痔核を太い糸で二重に結紮して、血流を減少させて1週間から10日後に痔核を壊死させて脱落させるというものなのですが、こちらであれば術後の痛みはかなり抑えられます。

そして外痔核の場合には、切除が基本となります。
ただし、その場合でも「本当に全部切らなければいけないのか?」とよく検討する必要があり、再発しやすい病巣部分は切除し、残りの部分にはジオン注というようにコンビネーション治療を行うケースもあります。
このように同じいぼ痔であっても、患者様全員に同じ手術を行うのではなく、個々の病態に応じて最善の方法を考えるようにしています。

まずはお薬を使った
治療で改善をはかり
効果がない場合には
日帰り手術を検討

切れ痔の場合、どんな時に手術が必要になりますか?

切れ痔の場合、排便障害をともなう方がほとんどです。
本来、排便は3分以内に終えないといけないとされていますが、これが10~15分かかったり、あるいは硬い便が出たりして急性裂肛となります。
急性裂肛の場合、診断がつけばお薬だけで1~2週間程度で治癒させることが可能です。

ただし、急性裂肛を繰り返したり、放置したりすると慢性の切れ痔になります。
慢性の切れ痔は病態が様々で、痛みが強く現れる場合もあれば、出血がひどい場合、切れ痔でも脱肛を主訴とするケースなどもあります。
こうした場合でも、まずは座薬を中心とした薬物療法を行って、2~3ヶ月程度続けても効果がない場合には手術を検討します。

切れ痔に対してどんな手術を行いますか?

慢性の切れ痔で肛門が狭くない場合には、基本的に患者様のご希望に応じて、慢性の治らない切れ痔の部分、そして切れ痔によって起こるポリープや見張りイボを一緒に切除します。
手術時間は10分程度で、手術後もそんなに痛みません。

ですが、慢性の切れ痔で肛門狭窄の状態を来す場合があります。
こうしたケースは非常に多いのですが、この場合には慢性の切れ痔の部分を切り、さらにその下にある内括約筋を少し切除した後、肛門を拡げて縫合する肛門狭窄形成術という手術を行います。
これも15~20分程度で終わります。

痔ろうでもほぼすべて
日帰りで手術可能
痔ろう・肛門周囲膿瘍の手術
実績があります

痔ろうの手術も日帰りで受けられますか?

痔ろうにも色々な種類があり、単純痔ろう、低位筋間痔瘻(ていいきんかんじろう)や坐骨直腸窩痔瘻(ざこつちょくちょうかじろう)などのいわゆる複雑痔ろうに含まれるものなどがあります。
こうした痔ろうになってからお越しになる方もいらっしゃいますが、多くの方は肛門周囲膿瘍(※肛門のまわりが腫れて熱・痛みが現れる疾患)になってから受診されるため、受診された日のすぐ切開し日帰りでドレナージ手術を行います。
その後、痔ろうになった場合も、すべて日帰りで手術することが可能です。

痔ろうではどんな手術を行いますか?

浅い痔ろうであれば、瘻管切開開放術という肛門括約筋を切開して瘻管を露出させるだけの簡単な手術で治すことが可能です。
深い痔ろうや、瘻管がたこ足のようになっている痔ろうの場合には、シートン術という方法で治療します。
ご相談いただく痔ろうの多くは、分類で言うところⅠ~Ⅲ型痔ろうなので、それらは当院でなら日帰り手術で根治させることが可能です。
痔ろう・肛門周囲膿瘍の手術につきましては、年間250人近くの方に実施しています。

痔の手術を受けようと思われている方にお伝えしたいことは?

当院では便秘外来に力を入れていて、排便障害がある方にはお通じ手帳(排便日誌)をお渡ししてきっちり管理させていただいています。
これにより、毎日の便の状態や症状などがすぐに確認できるようになります。
そのうえで患者様から詳しくお話しをお聞きして、肛門内圧検査(※肛門括約筋の機能検査)も行って総合的に便秘を治療していきます。

便秘も生活習慣病の一種で、内科疾患が深く絡んでいる場合があります。
症候性便秘であれば糖尿病や甲状腺機能低下症、パーキンソン病などが原因で起こることがあり、さらに最近多いのは、色々な病院に通ってたくさんのお薬をもらっていることで起こる薬剤性の便秘(※薬の副作用によって起こる便秘)です。
こうした便秘をきちんと診て、排便コントールをし、手術後適切に管理していくことが大事です。
なので、手術で痔が治った後も、当院の便秘外来へ継続的に通院していただくことをおすすめします。

術前から術後の予防まで、トータルに治療するというイメージでしょうか?

そうですね。
当院では肛門科だけでなく、便秘外来、糖尿病や高血圧などの生活習慣病を診る内科、消化器内科、内視鏡検査、さらに一般的な外傷を診る外科など、幅広い診療に対応していて、ほぼすべての疾患を診ることができる体制にあります。
こうした診療体制を活かして、痔だけでなく、様々な症状・疾患を総合的に診ていきたいと思っています。

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