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blog【院長ブログ】繰り返す切れ痔

2026.01.11

切れ痔とは?原因と特徴

切れ痔は「裂肛(れっこう)」とも呼ばれ、肛門の皮膚が切れてしまう病気です。
便秘で硬くなった便を無理に出したときや、勢いの強い下痢便によって肛門が傷つくことで起こります。

治療の基本はお薬ですが、便秘や下痢が続くと何度も再発します。
再発を繰り返すと慢性化し、「見張りイボ」や「肛門ポリープ」を伴うこともあり、
特に女性は、水分不足・無理なダイエット・運動不足などの影響で発症しやすい傾向があります。

主な症状

切れ痔は肛門の外側の皮膚にできるため、痛みを感じやすいのが特徴です。

・排便時に強い痛み
・トイレットペーパーで拭くときの痛み
・少量の出血

痛みが怖くて排便を我慢すると便秘になり、さらに悪化するという悪循環に陥りやすくなります。

放置するとどうなる?

治療せずにいると、傷あとが硬くなり、肛門が狭くなる「肛門狭窄(こうもんきょうさく)」になることがあります。
便が出にくくなり、さらに切れやすくなるため、症状はどんどん慢性化します。

また、慢性化すると肛門ポリープや見張りイボができることがあります。
肛門ポリープはがんになることはありませんが、痛みや違和感の原因になります。

治療方法について

お薬での治療

内服薬・座薬・軟膏などで炎症と痛みを抑え、傷の治癒を促します。
多くの切れ痔はこの治療で改善します。

手術が必要になる場合

再発を繰り返し慢性化した場合や、肛門狭窄が起きている場合は手術が必要になることがあります。

・括約筋の緊張をゆるめる手術(LSIS)
・硬くなった部分を取り除き皮膚を移動させる手術(SSG法)

状態に応じて適切な方法を選択します。

再発を防ぐ生活習慣

切れ痔は生活習慣の改善がとても大切です。

便秘予防

・水分をしっかりとる
・食物繊維を摂る
・適度に体を動かす
・排便を我慢しない
・長時間いきまない

下痢予防

・冷たいものをとりすぎない
・暴飲暴食を避ける
・アルコールや刺激物を控える

早めの受診が大切です

切れ痔は早期であればお薬で改善します。
「少し痛いだけ」と我慢せず、悪化する前に医療機関へご相談ください。
つらい痛みを我慢しないことが、早く治すいちばんの近道です。

院長 濱中 雄幸 Yūyuki Hamanaka

執筆者

医療法人悠和会 浜中医院

院長 濱中 雄幸 Yūyuki Hamanaka

所属学会

  • 日本外科学会
  • 日本消化器外科学会
  • 日本臨床外科学会
  • 日本大腸肛門病学会
  • 日本臨床肛門病学会
  • 日本内視鏡外科学会
  • 日本消化器病学会

など

専門医・資格

  • 日本外科学会専門医
  • 日本臨床肛門病学会 臨床肛門病認定医
  • 医学博士号

072-422-0540

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