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blog令和2年1~12月治療成績

2021.07.27

令和211日より令和21231日までの1年間当院で施行した日帰り肛門疾患手術は724例でした。その日帰り手術の内訳は、内痔核手術・脱肛手術は310例、痔ろう根治手術は94(単純痔ろう14例、複雑痔ろう80)、肛門周囲膿瘍切開術は82例、肛門狭窄形成術(SSG)35例、慢性裂肛根治手術は7例、直腸脱根治術は9例、痔核血栓除去術は58例、肛門ポリープ切除術は10例、直腸ポリープ切除術は2例、尖圭コンジローマ焼灼術は7例、他110例でありました。

特に内痔核・脱肛手術の内訳は、従来の根治手術(LE)61例で、ALTA療法単独(ジオン注硬化療法)97例、ALTA療法+LE併用術が152例とALTA療法の適応範囲が広がってきています。術後再発を予防する点からALTA単独治療よりALTA療法+LE併用術が増えています。

一方外来検査では内視鏡検査や超音波検査を積極的に行っています。昨年1年間で施行した胃内視鏡検査(経鼻・経口)505例、大腸内視鏡検査は313例でした。特に当院では有症状受診(下血や排便時出血)の方が多いため、内視鏡でのポリープや大腸癌の発見率は非常に高い傾向にありました。排便時出血が痔疾患であろうと思われても、中高年のかたは一度大腸内視鏡検査を受けるべきであると思われます。また日帰りで大腸ポリープに対し内視鏡下ポリペクトミーを116例行いました。また超音波検査では腹部超音波検査は351例施行されました。

 

令和2年1~12月治療成績

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