- HOME>
- 切れ痔
Anal fissure切れ痔（裂肛）について
切れ痔（裂肛）とは？
切れ痔(裂肛)とは、肛門上皮(肛門の皮膚)にできた傷のことで、便秘により硬い便が出たり、下痢を繰り返したりすることで肛門上皮が切れたり、裂けたりすることで起こります。
これを急性裂肛と言い、痛みや出血などの症状が現れ、何度も同じ部位が傷つくことで潰瘍ができ、肛門ポリープや皮垂が生じて慢性裂肛となります。
女性に多くみられ、特に20~40代でよく起こります。
切れ痔（裂肛）の原因は？
便秘による硬い便・太い便、また下痢便などにより、肛門上皮が切れたり割けたりして起こります。
慢性化すると肛門が狭窄して、さらに切れたり割けたりしやすくなるので注意が必要です。
慢性的な便秘で悩む女性に多くみられ、過度なダイエットや水分不足などにより慢性便秘になると切れ痔のリスクが高まります。
切れ痔（裂肛）の主な症状は？
急性裂肛
- 肛門からの出血（少量）
- 排便時の痛み
など
慢性裂肛
- 排便時の痛み（排便後も痛みが続く）
- 肛門に潰瘍ができる
- 肛門にポリープができる
- 肛門に見張りイボができる
- 肛門が狭くなる
など
Anal fissure切れ痔（裂肛）の治療
切れ痔(裂肛)の手術として次のようなものがあります。
岸和田市の浜中医院ではこれらの手術を日帰りで行っています。
急性裂肛
座薬や軟膏などの薬物療法、また便通異常が原因であることがほとんどなため、排便コントロールなどで改善をはかります。
ただし、肛門管の緊張が強い場合には肛門内括約筋切開術(※肛門を絞める筋肉の一部を切除する方法)を行うこともあります。
慢性裂肛
潰瘍ができたり、肛門狭窄が起こったりするため、現れている症状に応じて裂肛切除術、肛門内括約筋切開術、肛門狭窄形成術などの手術の根治手術を行います。