ジオン注(痔核硬化療法)

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Alta treatmentジオン注(痔核硬化療法)について

ジオン注(痔核硬化療法)とは?

ジオン注(痔核硬化療法)とは、切らずに注射でいぼ痔(内痔核)を治すことが可能な治療方法です。
もちろん日帰りで受けられ、治療後の痛みもほとんどないので少ない負担で受けられます。
ジオン注の適応となるのは外痔核を伴わない内痔核のうち、脱肛(肛門からの脱出)があるもの、Ⅱ~Ⅲ度に該当するものとなります。

ジオン注(痔核硬化療法)の効果は?

ジオン注を内痔核に注射することで、内痔核を硬化させて小さくします。
以前からこうした硬化療法は行われていましたが、従来の方法よりも優れた方法で、1回の治療で効果が発揮されます。
治療後の経過観察が必要だったり、再発しやすかったりしますが(※1年後の再発率は5~7%とされています)、注射だけで治療できるため、お体への負担が少なくて済みます。
また翌日から排便が可能です。

Alta treatmentジオン注(痔核硬化療法)のメリット・デメリット

メリット

  • 切開を伴う手術が必要なく、注射だけで治療できる
  • 治療後の痛みや出血がほとんどない
  • 日帰りで治療が受けられる
  • 翌日から排便が可能
  • 抗凝固薬や抗血栓薬を服用中の方でも治療が受けられる
  • 保険適用なので金銭的な負担が抑えられる

デメリット

  • 約10%の方が再発するとされている
  • 1年後の再発率は5~7%とされている

Alta treatmentジオン注(痔核硬化療法)はこんな方におすすめ

  • 座薬などのお薬では改善しない方
  • 排便時に脱肛するが、しばらくすると自然に戻る
  • 脱肛することがあるが、指や手で戻せる
  • 脱肛したまま戻らない
  • 排便時に出血が起こる

次の方はジオン注が受けられません

  • 妊娠中・授乳中の方
  • 透析を受けている方
  • 潰瘍性大腸炎、クローン病を患っている方
  • 嵌頓痔核がある方
  • 前立腺がんなどで放射線治療を受けたことがある方※慎重に投与いたします。

Alta treatmentジオン注(痔核硬化療法)の流れ

1麻酔

肛門まわりに効く麻酔もしくは鎮静麻酔と局部麻酔を併用し実施します。

2注射

麻酔がきちんと効いているのを確認した後、1つの内痔核に対して4箇所(上極部粘膜下層、中央部粘膜下層、中央部粘膜固有層、下極部粘膜下層)に分割して注射します。
注射を4箇所に分けるのは内痔核へしっかり薬剤を浸透されるためで、これを四段階注射法と言います。

3複数の内痔核がある場合

複数の内痔核がある場合、それぞれに注射していきます。

4安静

注射後、麻酔の影響がなくなるまで安静にしていただきます。

5治療後の効果

治療後、早い段階で内痔核への血流が減少して、脱肛の程度が軽減されます。
また1週間から1ヶ月程度で、内痔核が硬化し徐々に退縮していき脱肛がみられなくなります。
ただし、効果の現れ方には個人差があり、早い方で治療翌日から脱肛がなくなるケースもあります。

Alta treatment治療後の注意点

副作用について

ジオン注(痔核硬化療法)の副作用として、次のようなものが現れる場合があります。

ただし、これらは通常、自然に改善されていきます。
気になる症状がある時はお早めにご連絡ください。

急性期【手術〜1ヶ月以内】

  • 注射部位周辺の軽い腫れ・痛み
  • 2週間以内の発熱
  • 出血
  • 排便習慣の変化
  • 前立腺炎、こう丸炎

晩期合併症【手術から1ヶ月後〜3ヶ月】

  • 直腸潰瘍、出血(1%未満)
  • 直腸狭窄(1%未満)

適切な処置が必要です。術後の外来通院は手術してから3ヶ月間は必ず必要です。

治療後の生活について

治療後、翌日より通常生活が可能です。
また2週間程度は激しい運動はお控えください。

072-422-0540

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